毎日新聞社が日々取材した路線と沿線の記事から抜粋して書籍にした物です。鉄道と共に沿線も含めた歴史的な記事や風土で構成されており、読み応えのある史実書籍です。
下の説明に本書の一部を抜粋しましたので、お読み下さい。本書の価値がご理解頂けるかと思います。６巻全揃いです。

◎日本全国に、なぜあんなところに中途半端な路線があったのかなど、この記事で歴史を知ることでなるほどなーと、とても良くわかります。
今はなき兵庫県にあった篠山線に関する頁の一部の文書を以下に抜粋しました。
大正三年九月に弁天(現在の篠山口)〜篠山間に篠山軽便鉄道(後に篠山鉄道と改称)が開通「マッチ箱」型の小さな機関車が走った。これより前、京姫線(京都〜篠山〜姫路)の計画が立ち消えとなり、篠山町を通過するはずの阪鶴線(今の福知山線)も、篠山町から５キロも離れた弁天を通ることになった。
昭和十七年十月、京都〜姫路間の幹線回遊線という国防目的と、製鉄用珪石の輸送用に園部〜篠山間の鉄道敷設に着工。突貫工事で十九年三月に篠山〜福住間の路線が開通したが、福寿〜園部間の工事は財政難でストップした。篠山線の開通とともに、篠山鉄道は廃線になった。
篠山線は、・・・(中略)。戦争のさなかに軍用線として生まれたこのローカル線は、やっと二十歳の成人になったばかりで、「老兵」の悲哀をかこつことになった。・・(中略)・・。ディーゼルカーが貨車をくっつけて走るという珍風景は、(中略)、そもそものはじまりはこの篠山線だった。(後略)。
◎タイトルは「日本の鉄道」です。
◎１巻が200頁以上あります。６巻ですので1200頁以上の膨大な資料になります。
◎有紀書房から昭和35年(1960年)〜昭和37年(1962年)にかけて順次発刊されたものです。
◎当時の定価は500円〜650円です。発刊時期により当時の日本の物価上昇と共に定価が上がってます。
◎状態は良好なのですが、２冊の表紙の角には虫食い？による小さな穴があります(画像でご確認下さい)。中の紙面はとても良好です。本来は表紙に切符をもした張り紙があったようですが、それはなぜか欠損しております。
◎目次は以下の通りです。
第一巻
※二俣線
※上越線
※紀勢線
※肥薩線
※胆振線
※高山線
※土讃線
※大糸線
※伯備線
※房総線　
※松浦線
※七尾線
※仙山線
※宮津線
※御殿場線
※豊肥線
※両毛線
※牟岐線
※山口線
※大湊・大畑線
※飯田線
※呉線
※標津線
※和歌山線
※羽越線
第ニ巻
※宗谷線
※釧網線
※阿仁谷・生保内線　
※横黒線
※大船渡線
※会津線
※常磐線
※水郡線
※越後・弥彦線
※小海線
※八高線
※中央線
※身延線
※柳ヶ瀬線
※草津・信楽線
※関西線
※福知山線
※姫新線
※木次線
※高徳線
※予讃線
※筑肥・唐津線
※日田・彦山線
※古江・志布志線
第三巻
※根室線
※函館線
※津軽線
※花輪線
※陸羽東・西線
※仙石・石巻線
※飯山線
※烏山線
※成田線
※東海道線
※青梅線
※北陸線
※越美南線
※樽見線・明智線
※参宮線・名松線
※奈良・桜井線
※山陰線
※赤穂線
※宇野線
※福塩線
※芸備線
※日豊線
※筑豊線
※鹿児島線
※指宿線
第四巻
※羽幌線
※池北線
※幌内線
※江差・松前線
※船川線
※左沢線
※白新・赤谷線
※足尾線
※川越線
※南武線
※横浜線
※篠ノ井線
※能登線
※越美北線
※篠山線
※倉吉線
※境線
※大社線
※吉備線
※可部線
※岩日・岩徳線
※宇部・小野田線
※香椎線
※佐世保・大村線
※佐賀線
第５巻
※天北線
※名寄線
※湧網線
※八戸線
※長井線
※米坂線
※只見線
※信越線
※高崎線
※真岡線
※水戸線
※久留里・木原線
※五日市線
※相模線
※岡多線
※片町線
※阪和線
※加古川線
※若桜線
※因美線
※三江南線
※美祢線
※宮原線
※三角線
※山野・宮之城線
第六巻
※石北線
※深名線
※室蘭・千歳線
※日高線
※東北線
※奥羽線
※山田・釜石線
※磐越東・西線
※日光線
※長野原線
※総武線
※横須賀線
※伊東線
※氷見・城端線
※武豊線
※小浜線
※山陽線
※播但線
※津山線
※徳島線
※宇和島線
※久大線
※日ノ影線
※長崎線
※吉都線
◎一冊のサイズはだいたいですが、縦26cm、横18.5cm、厚さ1.7cmです。全てを合わせた厚さはだいたいですが10.5cmです。
◎全部合わせた重さはだいたいですが3.85kgです。

昭和30年代は、国鉄の全盛期です。蒸気機関車も大活躍のほぼ絶頂期なのです。
終戦から十数年経ったとは言え、まだまだ国民の生活は貧しいものなのです。ただ、復旧が終わって復興の時代でもあり、どんどん経済規模も拡大されていく、とても活気のある時代なのです。
復興のシンボルでもある東海道新幹線ができて東京オリンピックが開催されるのは昭和39年(1964年)なのです。それに向かって、みんながむしゃらに働くのです。もちろん休みはあっても日曜日の1日だけ、それに盆と正月に数日あるだけで、朝早くから夜遅くまで働き続けているのです。
大変だけれども、顔には笑顔があって幸せな時代なのです。

今回の品物は、そんな戦後の日本の復興期の鉄道とその沿線の新聞記事から抜粋して作られた正確な史実書です。鉄道沿線の当時の特徴や風土に関する調べ物をしたり書き物をするには貴重な書籍になると思われます。なかなか出回ることの少ない書籍ですので、この機会にコレクションに加えては如何でしょうか。

今後、今まで集めてきた、昭和な品物や鉄道関係を主体に出品してまいります。全体的に状態の良いものが多いと思います。フォロー頂ければ、きっと良いものに巡り会えると思います。

同梱
※同梱は、違う落札日の品物の同梱をご希望の場合は、必ず事前に質問欄から可否の質問お願い致します。お返事申し上げます。できる限り同梱の努力は致します。

発送
※発送まで二日から三日です。お急ぎの場合はご連絡下さい。土日祝は発送が出来ない事が多いです。
※急用で長期発送できない場合は、自己紹介欄に都度記載致します。
※ゆうパケット、ゆうパック、レターパックの場合、お問合せ番号(追跡番号)があります。その番号で下のURLから、荷物の状況が確認できます。
https://trackings.post.japanpost.jp/services/sp/srv/search/input

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