SEKAIMEN - 週刊名城をゆく四国「高松城・丸亀城」2004※豊臣秀吉・秀長引田表の戦い長宗我部元親黒田孝高松平頼重京極高和生駒親正御家騒動

週刊名城をゆく四国「高松城・丸亀城」2004※豊臣秀吉・秀長引田表の戦い長宗我部元親黒田孝高松平頼重京極高和生駒親正御家騒動

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ﾐﾎﾟﾐﾎﾟさん

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目立った傷や汚れなし

Item Location

千葉県

平成１６年（２００４）に、小学館から出版された

名城をゆくシリーズ号「高松城・丸亀城」（８月１７

日号）である。全ページ・カラーグラビア仕立てとな

っている。

本城に関係した武将の逸話をはじめ、城の規模、縄

張り、築城秘話、城郭の詳細な全容と、ゆかりの武将

の物語などが綴られている。写真や絵図、地図、古文

書などが駆使されており、史料価値も高い。御参考に

貼付写真を御覧下さい。

【高松城について】

天正１０年（１５８２）、織田信長は、佐貫の三好

康長を懐柔し、長宗我部元親をはじめとした武将を倒

し四国平定を目と前にしていた。しかし、明智光秀の

謀叛、本能寺での横死で四国平定は遂げられなかった。

本能寺の変当時、信孝（信長三男）と丹羽長秀らの軍

勢を派遣していたが光秀謀叛で頓挫した・・・。

その後、長宗我部元親は、秀吉が賤ヶ岳や小牧・長

久手など織田家中の闘争の中で四国全土を掌中におさ

めた。天正１２年、豊臣秀長（秀吉の弟）を総大将と

した軍団により、四国は平定され元親は土佐一国に封

じ込まれた。

天正１５年、秀吉が九州平定に乗り出した頃、秀吉

臣下の生駒親正により最初の平城が築城された。城造

りの名人の藤堂高虎や黒田如水の築城術も取り入れた。

北は瀬戸内海に面し、水門を設けて内堀・外堀に海水

を引き入れ三重の濠を巡らしていた。三重の天守があ

り、船倉を設け軍船を配備し水軍を擁した。生駒氏の

後も松平氏の高松藩１５万石の居城となり城下町が形

成された。

生駒氏は、四代目で転封となった。寛永１９年、御

三家の水戸藩主・徳川光圀(通称・水戸黄門)の兄・松

平頼重が入城。彼は天守や石垣を修築し、新たに東の

丸と北の丸を造成した。ちなみに、天主は、最上階が

直下の階より大きい南蛮造を上棟。二代藩主の頼常

（光圀の長男を養子）は、新曲輪や月見櫓、水の手門

などを造り海側の防備を強化した。

寛永年間以後、高松城は１１代にわたり松平氏の居

城として栄え。明治２年（１８６９）の版籍奉還によ

り、城郭は陸軍省に接収された。外堀が埋め立てられ

市街化され、同１７年には天守も解体された。同２３

年に松平家に払い下げられ、天守台に玉藻廟、三の丸

跡に松平家別邸の披雲閣を建設した。現在、城跡は玉

藻公園となっている。

【丸亀城について】

丸亀城は、讃岐平野にある小高い亀山（標高６６メ

ートル）に築かれこの名がついた。。山頂には本丸が

あり、二の丸と三の丸がそれを囲む。山麓から本丸ま

で三層の堅固な石垣からなる。慶長２年（１５９７）

にかの地の領主となった生駒親正が、高松城の支城と

した。

城郭となったこの地は、室町期に奈良氏の砦があっ

た。丸亀城は慶長７年（１６０２）に完成したが、豊臣

家滅亡後に出された一国一城令により廃城となった。

寛永１９年（１６４１）に、山崎家治が入封して丸亀

藩を立藩した。めして、藩主の居城として丸亀城を再

築城した。家治は城の改修に着手するが、完成までに

３０年余りを擁した。この間に山崎氏は三代目当主が

改易になり、京極高和が新たに入城し、多年の歳月を

かけて丸亀城は完成した。

現在の三重３階の天守と石垣は、この時に築造され

たものである。明治２年（１８６９）以後、御殿と藩庁

が焼失し、廃藩置県後に現存する城郭以外の櫓や城

壁などが解体された。現在、城跡は亀山公園になって

いる。

【本書のおもな登場人物】

●豊臣秀吉 ●豊臣秀長 ●織田信長 ●長宗我部元親

●織田信孝 ●丹羽長秀 ●黒田孝高（官兵衛・如水）

●藤堂高虎 ●松平頼重 ●山崎家治 ●京極高和

●生駒親正 ●生駒一正 ●井上通女 ●西嶋八兵衛

●日柳燕石 ●平賀源内 ●柿本人麻呂

【城と城下町・周辺城砦紹介】

●虎丸城 ●雨滝城 ●十河城 ●喜岡城

●勝賀城 ●由佐城 ●笠島城 ●聖通寺城

●羽床城 ●天霧城 ●勝目城 ●多度津陣屋

●仁保城 ●和田城

【事件史・史跡・その他】

●引田表の戦い ●生駒騒動 ●『春風仇討行』

●披雲閣 ●『万葉集』 ●羽坂重三郎石垣伝説、他。

本の状態は、個人所蔵の美本に近い「上」である。何度か精

読したので折り目跡がある。ですので、あまりに神経質な方は

御遠慮して下さい。発送はゆうパケット２１０円です。

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